東洋医学の考え方

秋の疲れの原因と養生

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最近。

疲れやすい、無気力、持続できない、集中できない、手足が冷える、寒がる、よく風邪をひく…

というような症状はありませんか?

(まさに今の私)

このような状態を東洋医学では

『気虚』と言います。

という『気が不足した状態』なのです。

そもそも、なぜ、この季節にこのような症状が出やすいのか。

私たちの身体の中で『気』がどういう役割を担っているのかをまとめてみました。

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秋の養生は夏に消耗した『気』の補充をすること

秋は陽気が盛んだった夏を過ぎて、冬に向けて陰気を蓄える時期です。

(秋はいつだったの?というような寒暖差ではありますが…)

冬の寒い時期に向かって、身体のメンテナンスを始める時期なのです。

夏に汗と一緒に消耗した気の回復ができていないと

無気力になったり…

集中力がなくなったり…

おでかけするのが面倒になったり…

一日中ぼんやりしたり…

食欲がなくなったり…

うまく寝付けなかったり…

特に、元気な方ほど時間を惜しんで働いたり、スポーツしたりと休むことを忘れているような気がします。

そのツケが秋から冬にかけてやってきます。

『気』の役割

  • 血や水を生成する
  • 全身に栄養を運ぶ
  • 身体を温める
  • 身体を防御して抵抗力を高める
  • 汗や血や尿などの漏れを防ぐ
  • 内臓の位置を保つ

というように、『気』には役割がたくさんあります。

なので、『気虚』という症状はたくさんの不調が出てきます。

そして、厄介なのが…

自覚する不調がたくさんあるのに、病院に行って検査しても数値などに表れないので…

「いたって健康ですよ」と言われてしまい、途方に暮れちゃいます。

『気虚』の具体的な不調

  • 血や水の生成が不足すると:疲れやすい、無気力、よくあくびをする、息切れする、声が小さくなる、目に力がない、排便しにくい
  • 全身に栄養が運ばれなくなると:痩せてくる、疲れやすい、顔色が悪くなる、不安感やパニックが起きる
  • 身体を温める働きが低下すると:手足が冷える、寒がる、尿が薄くサラサラになる、顔色が青白くなる
  • 身体を防御する作用が低下すると:風邪をひきやすい、何もしないのに汗が出る
  • 汗や血や尿などの漏れを防ぐ作用が低下すると:不正出血や生理がダラダラ続く、尿が漏れる
  • 内臓の位置を保つ作用が低下すると:胃下垂、子宮脱、脱肛など内臓が下がる、下半身が太りぽっこりとお腹だけ出る

『気虚』で悩むかたが多い症状は…

  • 尿が薄くサラサラになる
  • 尿が漏れる
  • 下半身が太りやすい
  • 胃下垂や子宮脱、脱肛がある(骨盤底筋が下がる)
  • 生理がダラダラ続く

といった症状に悩まされるかたが多いです。

『気』を補充するには

『気』を補充するポイントは『食事』と『呼吸』です。

『食事から得られる栄養』と『肺の呼吸から得られる酸素』が結びついて人体に必要な『気』『血』『水』が作られます。

しっかりと栄養が吸収できるように、胃腸がしっかり働ける状態を作らないといけません。

栄養食品を摂っても、しっかり吸収してくれないと意味がありませんしね。

ぜひ、温かい食事をとってください。

飲み物は自分の体温より高い温度のものを。

自分のお腹を触ってみて、ひんやりとしてたらそれは胃腸の機能が低下しているのです。

呼吸は、猫背になってないか、肩が内巻きになってないか

など自分の姿勢をチェックしてみてください。

秋の養生を何か一つでもやってみる

寒くなってきて、だんだん無気力になってきている自覚があります。

身体を冷やさないように気をつけながら、食事や運動をしようとあらためて思いました。

家族を巻き込んで、今日の夕ご飯は養生鍋かな😃

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