季節のセルフケア・養生東洋医学の考え方

養生は「丁寧な暮らし」の要

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少し、プロフィールの補足にもなっています。(よければこちらも→プロフィール

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「養生訓」

「養生訓」という本を知っていますか?

江戸時代に儒学者である「貝原益軒」が84歳の時に書いた本です。

人が健康を保ち

幸福で長生きするための

How to本

今でも多くの人がこの養生訓をベースに独自の解釈本を出しています。

原作はなかなか読んでて眠くなるので…時代背景とかね、なかなか理解が難しい。

解釈本から自分にあったエッセンスだけでも取り入れるのも良いと思います。

養生訓の予防医学の視点

先ほど、「養生訓」は人が健康を保ち、幸福で長生きするためのHow to本。

と説明しましたが。現代医学的な予防医学の視点として通用するような…

生活習慣病の予防のために多飲多食を避けよう!

肥満と高血圧を予防するには適度な運動!

というような感じで「現状よりも悪くならないようにするための方法」も書いています。

でも、養生訓にはそれに加えて

病気を予防するためではなく、より高い健康と長寿を実現し、幸福を拡大する!方法。

つまり、養生訓の予防は、これ以上悪くならないためではなく、

よりよくなろう!!!

という意味合いが含まれています。

マズローの欲求段階でいう三角の一番上の「自己実現欲求(成長欲求)」に対応し、そこまでの示唆をしてそうな気もします。

養生訓とセルフケア

私は、看護師で働きながらアーユルヴェーダ医学(インドの伝承医学)を学んでいました。

看護師で働いていたときは、こういう症状があるならこの薬を飲めばいい!!!

みたいな思考に陥っていました。

言い訳をすると、看護師になって薬の種類や効果を調べることを最初にするからです。だって、便秘の人に咳止めを渡すとかありえませんし、渡す前に看護師が間違っていることに気がつかないといけません。最終的に薬を渡した看護師の責任になりますから。自分の危機管理対策のためにも、薬などはかなり最初の方に調べます。

病院や看護師の視点でいう「セルフケア」は自分の身の回りのことは自分でできる!みたいな意味合いがあります。例えば、自分で歯磨きができる!食事ができる!トイレに行ける!お風呂に入れる!みたいな感じです。養生訓でいう、「悪くならないようにする」という現状維持的要素が強いです。

丁寧な暮らしのもとになるのは

この記事を書いていて気がついたことがあります。

それは、私が「セルフケア」という言葉を使う時の意味合いは「よりよくなろう」の意味合いがかなり強いということ。

マイナスからのスタートのセルフケアではなく、せめて0かプラスからプラスへのセルフケアを…

という感じでしょうか。いつのまか私の中で、意味合いが変わってきていたみたいです。

プラスになるセルフケアをするためには、やはり生活が充実していないと大変です。

丁寧な暮らしは人によって定義が違うと思います。

私の場合は、養生やセルフケアの側面が出てくると丁寧かな?と思っています。

時間が取れなかったとしても、季節ごとの手仕事をしてみたり…

例えば。今からの寒い時期だと、柚子ジャム作ったり…来年の味噌を仕込んだり…

季節を感じながら、時間を少し作って手仕事をする。

季節を感じるためにも、時間を作るためにも、丁寧な暮らしを目標にした生活をしていないと自分がどこに向かっているのか迷子になるような気がするので。

丁寧な暮らしを目標にして、これを頭の片隅に置いて生活をしていくのは大切なことなのかなと思います。

養生訓ベースのおすすめ本

まずは、やはり貝原益軒の本です。睡眠導入にもうってつけ。

↓アーユルヴェーダの考え方を取り込んだ日本の医師である蓮村先生の本です。

↓図が多くてわかりやすいです。具体的にどうしたら良いかなのどの方法も載っています。

↓京都で開業されている鍼灸師の鋤柄先生が書いています。身体をゆるゆるにする方法も載っています。

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