季節のセルフケア・養生

なかなかリラックスするのが難しい人へおすすめの呼吸法

この記事は約3分で読めます。

ストレスで頭がいっぱいになっているときに、心身からリラックスするのはなかなか難しいものです。

でも、意外と「ため息」をつくだけでもリラックスできたりします。

呼吸に集中することで、自分の頭も身体も空っぽにできます。

リラックスと呼吸の関係性について考えてみたいと思います。

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リラックスの基本は呼吸

東洋医学では「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。

心と身体は一体になっていて、身体が変われば心が変わり、逆に心が身体に影響を与えるという考え方です。

ヨガ、気功、座禅、太極拳…心身一如の考えが基本になっています。

呼吸によって自律神経を安定させ、精神的・身体的に穏やかになることを目的としています。

つまり、呼吸は、最も基本的な「リラックスするための方法」です。

呼吸であたまをからっぽに

実は、呼吸の種類は何千という種類があります。

呼吸法は「考える」ということを忘れる1番簡単な方法ではないでしょうか。

呼吸法は発想や方法は違っても、息を整えることによって頭をからっぽにする方法だといえます。

呼吸と丹田

気功や武術などでは「丹田」という場所を体の中心と考えます。

丹田は解剖学的に特定された場所ではありません。

身体の中心にある軸になる場所が丹田です。

丹田を中心として身体をうごかすと、無駄な力みが消えて自然体のパフォーマンスができます。

丹田は一般的に臍の下5cmぐらいのところにあるとされています。

呼吸は、胸・腹筋・横隔膜が動くことで行われます。

つまり、呼吸によって丹田に酸素が行き届き、すべてのエネルギーを作り出すのです。丹田は「気」を作りだす場所です。

呼吸は自律神経の受け持ちで勝手に動かすことはできませんが、横隔膜は自分で動かす事ができます。

呼吸法によって、横隔膜を大きく動かすことによって、丹田にたくさん酸素をおくり、気のエネルギーをたかめることができます。

イメージ逆腹式呼吸法①

胃腸の弱い人、元気の無い人、集中力が低下した人、不安感のある人におすすめです。

座っていても、立っていても、寝たままでもできます。

①身体の中の空気をゆっくり外へ吐き出します。

②肋骨を上に引き上げて、おへそを背中に引っ込めるようなイメージで鼻から息を5秒ほど吸います。お腹はぺちゃんこになります。

③次に吸い込んだ息を腹腔の中にゆっくりと吐き出します。吸い込んだ暖かな息を2回くらいにわけて、お腹の中に吹き込む感じで吐き出します。お腹はふわっと膨らみます。1回5秒ぐらい吐き出すので合計10秒です。息でお腹がジワッと暖かくなります。

②③を繰り返します。

4-5回繰り返えして、丹田のあたりが暖かくなると大成功です。

吸う時は鼻から、吐き出すときは口からです。あくまでイメージで、実際は息は肺の中を出入りしているだけです。

イメージ逆腹式呼吸法②

丹田に暖かい気がたまったら、次にその暖かい気を身体の中に広げていきます。

①目を閉じて、まず「イメージ」で手足に気を広げていきます。手足に気を集中させると、手足の先がピリピリと暖かくなります。

②つぎに「イメージ」で気を全身にゆっくり広げていきます。全身に気が広がると、身体の内と外の境界は一枚の皮膚だけになるイメージです。

③全身に気が回ったのを意識したら、次にふっと気を身体の外に広げていきます。身体の内と外の堺目がなくなり、身体が溶けていくイメージをしてください。身体は何の制限もなく、漂っています。

④身体に意識を戻して、気を丹田に納めて終了です。

まとめ

イメージ逆腹式呼吸法は、イメージで呼吸に集中しているうちに頭がからっぽになります。脳内が幸せホルモンでいっぱいになり、リラックスする方法です。

公園やお庭で、日向ぼっこしながらするのが効果的でおすすめです。

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